皆さんこんにちは! CODEBIKE 店長 野崎です。

先日、修理で来店されたお客様なんですが

「子供用の自転車を知人から頂いたのだけど、後ろブレーキが効かないです」

とご来店されました。

拝見させて頂くと、自転車の至る所に注油の痕跡を確認

もしやと思って後ろブレーキを確認すると「やっぱり!」

ブレーキの利かない原因は【ブレーキ本体への注油】でした。

そんな訳で今日は一般車の後ろブレーキには種類があり

個々に特徴があると言うお話を書かせて頂こうと思います。

ます最初は今回の修理の対象となったブレーキ【バンドブレーキ】です。

良い所    安い(安価である)

悪い所    古くなると「キッーーーーー」って音が出やすく、出始めたら消えない…

そうなんです。経験あり!と言う方も多いのではないでしょうか? 坂道で後ろブレーキを

掛けると「キッーーー」って大きな音がして、周りの人から見られて恥ずかし経験をされた方

こいつが犯人です!  自転車用の後ろブレーキでは最古で最安のブレーキでして

古くなると構造的にブレーキが効き過ぎ事が原因で、音が出やすくなります。

なので昔から対処療法でブレーキ本体に、極々微量の油をさして急激にブレーキが

聞き始めないようにして音を消すと言う方法をとる自転車屋さんも多かったのですが

これをやると確実のブレーキが効かなくなるので、近年この方法をとるお店は

減ったと思います。当然当店でもやって居ません!

上の写真の通り、近年ではブレーキ本体にも大きく注意がされて居るのですが

お年を召した方や、昔堅気な方はお構いなくGo!注油しちゃうんですよね  苦笑

このブログを読んだ方は絶対にしないでね!

 

写真上 バンドブレーキ内部

 

写真では分かりにくいですが、油がしみ込んで黒っぽくブレーキライナーが変色してるのが

判りますか? 中を開ける全部わかっちゃいますね~

そんなダメダメなバンドブレーキ何ですが、価格が安いので今でも製品単価の安い

自転車へ装着されて居るので、ご購入時に必ずチェックしてから買って下さいね(笑)

 

次にこのバンドブレーキを少し進化させたのが【サーボブレーキ】になります。

良い所  バンドブレーキより少しだけ音が出にくい。

悪い所  バンドブレーキより価格が少し高い (ほんと数百円の違い)

上で書いた通りですが、価格が少し上がった代わりに、本体内部の構造が変わり

音が出にくくなった(あくまで出にくいだけで最終的には音が出ます)

写真上 サーボブレーキ内部

 

上の方にあるバンドブレーキの反対内部の写真と見比べると、ブレーキライナーが

サーボブレーキは2分割され急激に制動摩擦が生じないように工夫されていのが分かります。

まぁ~それでも古くなったり調整不足だと音が出るので、やっぱり時代遅れ気味なんですよね

バンドブレーキもサーボブレーキも止まるには止まるので、制動装置としては問題ない

んで、自転車生産メーカーさん的には、価格調整用のブレーキと言う意味合いなんでしょうね~

 

 

最後に現在一般車用ブレーキとして最強とされているのが【ローラーブレーキ】です。

良い所   余程坂の多い所でない限り音は出ません。

悪い所   価格が高い

今まで説明してきた2つのブレーキ違い、通常使用では音も出ませんし

雨などの影響も受けないので一般車最強ブレーキと言えます。

写真上 ローラーブレーキの内部

高温耐えられる専用グリスで納められ、円筒形の筒が広がりながら制動するので音が出ないんですね~

 

ただ、単体で購入するとバンドブレーキの倍近い価格となるので高いです。

自転車として乗れる状態の物を購入すのが普通なので、修理の時に部品の

価格が高い事をしるくらいで、普通は余り価格の高さは感じませんよね (笑)

今だと概ね2万円以上の一般であれば普通に装備されているのが殆どなので

【ローラーブレーキ装備車】をご購入して頂く事をお奨めします。

 

最後に互換性のお話もしておきますね!

バンドブレーキとサーボブレーキは互換性あります。 相互交換やバンドをサーボに

アップグレードする事が出来ますが

バンド&サーボから、ローラーブレーキへの交換は出来ません。

取り付け部の形の違いから互換性が無く、交換する事が出来ないので注意が必要です。

逆もしかりでローラーブレーキはローラーブレーキにしか交換できません。

 

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